もっくんのブログ

解説

2023年3月7日

山に関わる専門用語を解説します。

木薫でよく出てくる単語には、聞き慣れないものがあります。
単語の意味や、どういう物なのか、解説します!
今回は山・森林・林業編です。


「尾根」とは
「おね」と読みます。
頂上から麓に続く、1番高い部分のことです。反対に、くぼんでいる箇所を「谷」といいます。

谷と尾根の違い

「人工林」「天然林」とは
どのように森林が形成されているかの違いです。
人工林(じんこうりん)は、人の手で植林した木が生えている生産用の森林です。スギ、ヒノキ、カラマツ等の材木にしやすい樹種が多くあります。天然林(てんねんりん)は植林~育成に至るまで、人の手があまり入っていない森林です。


「施業」とは
「せぎょう」と読みます。
林業作業のことです。「森林組合が施業する」「この山を施業した会社は~」というふうに使います。書類では「森林施業」と書かれています。


「道付け」とは
道を作る作業のことです。
林業作業道を山の中に新たに作ることをいいます。


「下刈り」とは
木以外の雑草を切る作業のことです。
植林前に作業しやすくするためであったり、植林した直後のまだ小さい苗に日光を浴びせるために、邪魔になる雑草を切ります。


「皆伐」「間伐」とは
木をどのように切るかの基準です。
皆伐(かいばつ)は決められた範囲内の木を全て切ることです。間伐(かんばつ)は一部の木を切り密度を調整することです。


「定性間伐」「列状間伐」とは
間伐の種類です。
定性間伐(ていせいかんばつ)は、木を1本1本見ながら切るものを決めていきます。列状間伐(れつじょうかんばつ)は、並んでいる木の1列分をすべて切ることです。それぞれにメリット・デメリットがあります。

定性間伐と列状間伐の違い

「造材」とは
木を丸太にすることです。
木材(丸太)を造るので、造材といいます。チェーンソーで切ったり、重機を使ったりします。


「玉切り」とは
丸太を短く切る作業のことです。
伐採したばかりの長い木だと運びにくいため、3m、4m等決まった長さに揃えます。


「土場」とは
「どば」と読みます。
丸太が集まる場所です。山の中にあると林内土場(山土場)、市場にあると集積土場と呼びます。

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