林業への想い

森から子どもの笑顔まで

循環の図

木薫は、林業から始まりました。
山の間伐と木材の消費を継続していくためには循環が必要です。しかし、山を知らない人に山の管理をしろと言うのは、無理があります。これから山を託されていく子どもたちが、ホンモノの木に触れて、使ってもらう。その中の100人に1人でも、林業を目指す人がいてくれれば、こんなに嬉しいことはありません。林業を目指さないまでも、これからより一層深刻化していくであろう環境問題に触れた時に、山についての理解も深まるのではないでしょうか。木薫は、ホンモノの森と今の子どもたちを繋げることを目指しています。

子どもと木製パーティション
子どもとぞうさんすべり台

木薫の林業実績

皆伐(かいばつ)とは林業が盛んだった頃に行われていた方法で、区画の木をすべて切り出してから新しく苗木を植える、いわば伐採と植林の繰り返しです。山の更新として行われることもありますが、苗木が育つまでの間に山が弱くなってしまいます。

間伐(かんばつ)とは木を選別して切り出し、残した木の成長を促す方法です。択伐(たくばつ)とも言います。この場合、山に残された木は日光を十分浴び、より太く、より大きく成長し、良い木材に育ちます。地中にしっかりと根を張るため、倒木や土砂崩れにも強くなります。木薫はこの方法をとっています。

例えるなら、北海道函館市(678㎢)から、競泳用プール中盛分(3,080㎥)の木材を間伐によって搬出していることになります。

所有林業機械

名称 台数 主な使用目的
ザウルスロボ(ウインチ付) 2 掘削、掴む、引き寄せ
ハーベスター 1 造材(枝払い、玉切り)
フォワーダ 1 林内運搬
7.5tトラック 1 運搬
フォークリフト 2 積込み

令和3年度年間実績

総生産量 2490 立米 = 2490 m³
間伐面積 約49 ヘクタール = 490,000 m²
(皆伐 0%、間伐 100%)
1ha.あたり 51 立米