もっくんのブログ

2018年10月11日

園の顔になる!シンボリックな園庭遊具!

園の顔とも言える、園庭の遊具。

大きな遊具は登降園時にかならず目にします。
新しく作るのなら、 園のシンボル になるようなものがいいですよね。

こだわりを追求した、世界にひとつだけの遊具。
もちろん、 遊びの面白さ 安全性 は忘れずに。

そんなの、ほんとに存在するのでしょうか?

実はあるのです。
東京にも、大阪にも、岡山の山の中にも。

そこで!

こだわり がいっぱい詰め込まれた
保育園さん、幼稚園さんのシンボル遊具たちをご紹介します。

「うちにも新しい遊具がほしいなあ・・・」と考えている方、必見です!!
遊具のコンセプトや安全対策など、参考にしていただけると思います。


木製遊具・宇宙開発基地
  「宇宙開発基地」

子どものころに宇宙を夢みたことはありますか?

まっ白な紙に自分だけのロケットを描いて、ひろい宇宙へ飛び出すこと。

そんな、憧れの宇宙へ行くために、
この遊具では 子どもたちがロケットを作って います(という設定)

ロケットは木製で、夢がありますよね。

宇宙開発基地・クライミングウォール
大きなクライミング
ロケットの中にはのぼり棒、
そこからすべり台へ繋がるつり橋、はしごなど、
おもいっきり 体が動かせる遊び を取り入れてあります。

こちらの遊具があるのは幼稚園さんのため、3~5歳の子どもたちが飽きずに楽しめる遊具たちです。

クライミングの下にはあえてクッションマットを敷いていません。

それは、子どもが「怖い」「登れない」と自分の力を認識することで、
子ども自身が危険を回避することができるからです。
「登れる!」と自信がつくころには体が大きくなり、
力も強くなっているので落ちる危険もぐっと減ります。
「落ちるとケガしちゃうから、気をつけて登ろう」という”お約束”も守れるようになります。
宇宙開発基地・7Mすべり台
最初の打ち合わせ段階では、「園庭に滑り台がないから~」ということで
大きな滑り台だけの遊具だったのですが、
打ち合わせを重ねていくたびに「他にも遊びを入れたいね」といろんなアイディアが出てきたそうです。

そうこうしているうちに、だんだんと遊具の数が増えていきました。

最終的に、メインタワーの 7メートルすべり台 に加えて、
大きなボルダリング、
ロケットとつり橋が合体した秘密基地風の遊具になりました。

大きな滑り台がまだ怖い子には、ミニサイズの小さな滑り台も付いています。

実際の園庭は、テニスコート約2面分なのですが、
遊びの多様性 やわくわく感は、最高に面白いです!


木製遊具・森のお城
  「西粟倉 森のお城」

岡山県の北東端、西粟倉村(にしあわくらそん)にある幼稚園さんの遊具です。
赤い屋根が可愛らしいですね。

西粟倉村は木の里とも言われ、スギやヒノキなどの山が見渡す限りにあります。
(この村の山は、50年以上前に、
私たちのおじいさんやおばあさんが植林した木が育った山だそうです!)

その 森のなかのお城 のような存在として、この遊具はあります。

山の村で育つ子どもたちが触れる遊具が、育った村の木材で作られているのです。
遊具に触れる子どもたちが大きくなったら、
この遊具を思い出してくれると嬉しいですよね。

森のお城・2種類のクライミング
この遊具は、大きなクライミングと小さなクライミングが特徴的です!
このクライミングには、挑戦するための”免許”が必要になります。
園独特のお約束で「忍者免許」と呼ばれているそうです。

小さなクライミングは初心者さん用で、
入園したばかりの年少さんは、まずは小さなクライミングに挑戦します。

そして、てっぺんまで上れるようになったら免許皆伝。
上級者用の大きなクライミングに挑戦することができます。

大きなクライミングを登る年長さんは、年少さんのあこがれの的です。
お兄さん、お姉さんを 尊敬する気持ち を自然にはぐくむことができる2種類のクライミングです。

森のお城・床が段々になっている
ミニサーキット の要素もあり、
入り口になる階段から、ゴールのすべり台まで
床が20cm~30cmの段差になっていて、上がったり降りたりが楽しめます。

ちなみに、この遊具は土台から柱、床、屋根、滑り台まで
全て西粟倉村の山で間伐され、村の職人が加工した木で作られています。

『木の里』 西粟倉 ならではの地産地消ですね。


以上、シンボリックな園庭遊具のご紹介でした。

紹介した遊具を製作しているのは、木の里工房木薫(https://www.mokkun.co.jp/) という会社です。
木薫は岡山県西粟倉村にあり、林業と木製家具・遊具の製作販売をしています。

間伐作業中
森の間伐から、製品を作る ところまで一貫して自社でおこなっているので、
どんな注文にも答えてくれます。

たとえば、
「流行りのクライミングを取り入れて、でも危なくない遊具で!」
「先生の人数が少なくても目の届く遊具を!」
などなど。

遊びの楽しさ、先生への配慮、細かい安全対策の要望をヒアリングして、
オリジナルの遊具を提案してくれます。

家具と遊具の角はすべて丸くしてある
また、子ども向けの 保育家具と遊具に特化 しているからこそ、安全への配慮もバッチリです!

家具も遊具も角が出る部分はすべて丸くし、
木のトゲ(ささくれ)が刺さらないよう、なめらかな仕上がりです。

こだわりを詰め込んで、理想の遊具を作るのも、 木薫 なら叶えられるかも!?